ネッツトヨタ山梨で260台不正車検 「スーパークイック」一因か

三ツ木勝巳
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 トヨタ系列の自動車販売店「ネッツトヨタ山梨」の本社セイリア店(甲府市)で、一部の検査を省くなどの不適切な車検がされていたことがわかった。同社が10日、自社のホームページ(https://www.netz-yamanashi.com/別ウインドウで開きます)で公表した。今後、顧客に謝罪し、再検査するとしている。

 不適切な検査があったのは、同店で2019年8月6日から今年8月6日までに車検を受けた260台。

 フロントタイヤの角度、ヘッドライトの明るさ、スピードメーターの精度(四輪駆動車)、ブレーキの利きの4項目で検査方法が不適切だった。複数の項目で検査が不適切だったケースがあったほか、排ガスの成分検査も実施していなかったという。

 同社は「スーパークイック車検」として1時間程度で完了する車検をしており、期間中に車検をした約2700台のうち約6割がこの車検だったという。同社はこの車検が原因の一つだったとみて、今後、所要時間の設定などを再検討するとしている。

 同社は「道路運送車両法に抵触する事態を引き起こしたことをおわび申し上げます」などとする謝罪コメントを発表している。(三ツ木勝巳)