変化球狙われ「代え時だった」 大谷翔平、10勝へ先発は残り3戦か

ヒューストン=井上翔太
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(10日、大リーグ=アストロズ10-5エンゼルス)

 103年ぶりの快挙はお預けとなった。大リーグ・エンゼルスの大谷翔平は10日、アストロズ戦に「2番・投手」で先発出場。四回途中で4―4の同点に追いつかれた場面で降板し、10勝目はならなかった。1918年のベーブ・ルース以来となる「1シーズンで2桁勝利と2桁本塁打」の達成へ、次回登板で改めて挑戦する。

 一回に打者として第44号のソロ本塁打を放つ一方、投手としては5月28日以来の黒星を喫したエンゼルス・大谷。試合後、相手のアストロズ打線について「全体的にスライダーやカットボールを狙ってきていた。色々と試す前に、走者がたまってしまった」と振り返った。

 右打者の外角へと曲がるこの変化球について「スピードもキレもなかったり曲がりが悪かったり(指から球を離す瞬間の)リリースがずれていたり」。2点リードの三回1死、アルテューベの打席で、1球だけ、右ひじを大きく下げてスライダーを投じる場面があった。

 だが、ボール球に。同じ球種を続けると、二塁打。1点差に迫られた直後の2死一塁でアルバレスに浴びた同点打も、コレアに許した勝ち越し打も、球種はスライダーだった。

 この日のベストを探っている間に捉えられ、四回、アルテューベにまたも変化球を適時打とされたところで降板となった。

 「内容は良くなかったし、ついていなかった。代え時だったと個人的にも思います」

 1918年のベーブ・ルース以来となる「1シーズンでの2桁勝利と2桁本塁打」の同時到達は、次回以降に持ち越しとなった。先発登板の機会は残り3試合とみられる。

 「個人的には、目の前の1勝も大事だけど、来年にどのぐらいつながるのかも大事。無駄な試合はないので(来季に向けて)試しながら、消化したい」(ヒューストン=井上翔太