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接種で「気が軽くなる」 名古屋・栄に若者向けワクチンステーション

新型コロナウイルス

木村俊介、大野晴香
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 若者向けの新型コロナウイルスワクチンの集団接種会場が11日、名古屋市の中心部・栄に開設された。愛知県が設置し、1日最大550人規模。これまでの予約の8割超が10~30代という。事前予約が必要で、接種は11月5日まで続く。

 正午前の市営地下鉄栄駅近くの愛知芸術文化センター。「あいちワクチンステーション栄」と記された看板の前に、若者たちが並んでいた。密を避けながら受け付けをし、接種を済ませていた。

 同県常滑市の運送業片桐海ペリーさん(25)は、地元では予約が取れず、ニュースで知って利用したという。友人と会うのにも感染しないよう気を使っていたが、「気が軽くなるかも」と話した。

 保護者と一緒に訪れた高校生もいた。同県春日井市の会社員末広裕昭さん(47)は、高校1年の長男大翔(かける)さん(15)の接種に付き添った。迷いはあったが、新学期が始まり、接種を決めたという。「選択肢が増えて親としても安心感がある」。大翔さんは「打てたので安心。もっと心配なく部活がしたい」と話した。

 開設は正午~午後8時で、県内に在住、在勤、在学する若者らが対象。「LINE」の県公式アカウントを友だち登録し、予約する。当日は接種券や身分証明書などを持参。愛知医科大の協力でモデルナ製のワクチンを接種するという。

 県によると、国のワクチン接種記録システム(VRS)に登録された県内の1回目の接種率は、7日時点で10代が24・87%、20代が26・55%、30代が31・52%。「第5波」で感染者が多い若者の接種を進めるために会場を設けたという。

 開設にあたって報道陣の取材に応じた大村秀章知事は「デルタ株の感染を抑え込むには、若い人に打たないと」と説明。愛知医大の祖父江元・理事長は、医療現場の状況を念頭に「今はギリギリの状態。30代以下の方をどうするかが大問題で、若い人の接種が全体の感染を抑えるキーになる。愛知医大として全力を挙げて対応したい」と話した。(木村俊介、大野晴香)

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