次期衆院選の長崎4区で8選をめざす自民現職の北村誠吾氏(74)の立候補に党内の地域支部が異を唱え、前県議会議長の瀬川光之氏(59)への候補差し替えを訴えている。閣僚在任中の言動を問題視し、11日の支部会合では北村氏擁立への不満が噴出。「現職優先」の原則で押し切ろうとする北村氏も譲らず、決着は党県連の判断にゆだねられた。
北村氏は昨年9月に地方創生相を退任した際、後任に「(訪問先の各地で)ほら吹いてきた」と発言。不安定な国会答弁もたびたび問題となり、4区内の15地域支部のうち5支部が昨秋、県連に候補者の再考を求めた。
党本部が「現職優先」の原則を踏まえて北村氏公認の方針を示しても不満は収まらず、先月には3支部が4区内の西海市区選出の瀬川氏へ差し替えを求める上申書を県連に提出した。
4区内で不満が高まる中、北村氏は11日の支部役員会に丸刈り姿で出席。「言葉づかいで誤解を招き、反省している」と謝罪すると、「若い市議、県議に引き継いでもらうため、最後のお勤めを果たさせてもらいたい」と訴え、オンライン視聴も含め約60人に「最後の挑戦」と強調した。
会合では「北村氏には降りて…
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