手打ちそばが人気の「のどか村」が営業再開 山形・白鷹

石井力
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 山形県白鷹町深山にある「いきいき深山郷のどか村」が11日、営業を再開した。里山の豊かな自然と手打ちそばが人気の施設だったが、運営していた地元住民の高齢化が進み、3月に休業。町内の宿泊施設などを運営する団体が引き継いだ。

 のどか村は20年前、町内にあった築160年の古民家を現在地に移し、建て直して開業した。地元産の食材を生かし、深山地区の「おかあちゃん」たちの手料理を味わえるほか、宿泊もできた。のどかな風景は「初めて来たのに懐かしい」と言われ、地区で取り組む「グリーン・ツーリズム」の拠点の一つだ。町によると、収支も「とんとん」だったが、高齢化によって担い手の確保が難しくなったという。

 今年4月、町内のパレス松風などの宿泊施設を運営している町アルカディア財団が指定管理者になった。同財団の調理人が手打ちそばの作り方などを受け継ぎ、庄内地方の名物「麦切り」もメニューに追加。近くにある深山焼や深山和紙などの体験施設を紹介するコーナーも設けた。

 当面は土曜、日曜と祝日の午前11時~午後2時に営業。平日は7日前までに4~5人程度以上の大人数の予約があれば、営業する。今年度中には改修工事をして、宿泊も再開する予定。

 9日には関係者が集まり、手打ちそばなどの試食会があった。同財団の湯沢政利専務は「地域のみなさんの思いを受け、お客さんをあたたかく迎え、来て良かったと思ってもらえる施設にしたい」と話した。

 問い合わせは、のどか村(0238・85・0380)か、パレス松風内の同財団(同85・1001)へ。(石井力)