「買われた」少女たちの思い知って 仙台で手記・写真展

福岡龍一郎
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 【宮城】虐待や性暴力にあった少女の手記や、体験を再現した写真約100点を展示した「私たちは『買われた』展」が、仙台市青葉区の仙台駅前イービーンズで開かれている。全国巡回をする同展の東北での開催は初めて。12日まで。

 「体を差し出す代わりにおにぎり一つもらった」。「私が売春していたのは、小6の11月26日から始まり、2年間です」。会場には10~20代の約40人の手記が並ぶ。虐待やいじめ、家庭の貧困など売春に至るまでの事情や、少女たちの思いが明かされている。繁華街に立つ制服姿の少女など、当時を再現した写真も添えられている。

 展示は、当事者の少女たちと、サポートをする一般社団法人「Colabo」(東京都)が企画した。

 仙台展を計画し、少女たちと映像作品もつくった映像作家の宍戸大裕さん(39)は、少女を売春に追い込む大人や社会の存在を知ってほしいと言う。「他に生きていく術がなく、相談する相手もいない。その現実の重さ、しんどさを受けとめてほしい」

 12日は午後6時までで、30分前まで入場可能。一般1500円、高校生以下は無料。(福岡龍一郎)