山形から東京派遣の専門医「これはきつい」 東京のコロナ重症治療

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枝松佑樹
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 新型コロナウイルス「第5波」の新規感染者数は全国的に減りつつある。だが、人工呼吸器などが必要な重症患者の数は、なお高止まりしている。とりわけベッド不足も医療スタッフ不足も深刻化したのが、患者が多い東京都内だ。全国から集まった集中治療の専門医が応援に入り、医療崩壊をすんでのところで食い止めてきた。

管につながり声出せぬ患者

 8日夜、都立駒込病院(文京区)のコロナ病棟では5人の重症患者が管につながれ、人工呼吸器から酸素を送られていた。

 感染症科の福島一彰医師(36)は、60代男性の病室に入ると小さな声で話しかけた。

 「ゆっくり眠れるよう薬を調整しますね」。男性は黙ったまま、目を何度かしばたたかせた。

 男性はのどを切開して管を入れているため、声を出せず、鎮静剤によって意識レベルも低い。不安を抱かせないよう、福島さんは細心の注意を払う。

 山形大医学部から支援に来た小野寺悠医師(38)も病室に入り、男性の表情を注意深く見つめた。

 どれくらい痛みを感じている…

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