5人死傷のタクシー事故、運転手が死亡 発進後に急加速か

【動画】タクシーが歩道に乗り上げた人身事故=林敏行、平野真大撮影
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 東京都千代田区の都道(内堀通り)で、歩行者ら5人が個人タクシーにはねられ死傷した事故で、重体だったタクシーの山本斉(ひとし)運転手(64)=東京都杉並区=が12日、亡くなったことが警視庁への取材でわかった。死因は捜査中だという。

 捜査関係者によると、事故の目撃者は「正常な運転ではなかった」と話しており、警視庁は山本運転手の体調に異変が起きて事故につながった可能性があるとみて、自動車運転死傷処罰法違反の疑いで調べる方針。

 現場は千代田区役所の目の前で、片側2車線の直線道路。麴町署によると、山本運転手のタクシーは現場の手前で信号待ちしていたが、青信号に変わると徐行運転で発進した。後続車にクラクションを鳴らされると、急に速度を上げて、歩道近くを走行していた自転車に接触した。

 その後、センターラインに寄ると、突然左方向に曲がって歩道に突っ込んだ。歩行者をはね、街路樹にぶつかって止まったという。この事故で小林久美子さん(73)=東京都品川区=が亡くなった。