ロシア機が2度の領空侵犯 外務省が外交ルートで抗議

成沢解語
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 防衛省は12日、ロシア機1機が同日午前の2回にわたり、北海道の知床岬沖の日本の領空を侵犯したと発表した。航空自衛隊の戦闘機が緊急発進スクランブル)し、通告・警告した。外務省は外交ルートで抗議し、再発防止を求めた。

 防衛省によると、領空侵犯があったのは午前9時37分ごろと同58分ごろで、いずれも数分程度だったという。ロシア機は「An26」で、多目的輸送機とされるが、機体番号から民間機とみられるという。

 領空は沿岸から約22キロの領海上空で、内側を許可なく飛ぶことは国際法上認められていない。同省によると、ロシア機による領空侵犯は2020年10月に北海道の知床岬沖でヘリコプターが領空侵犯して以来、約11カ月ぶり。同省が公表した領空侵犯はこれまで44件で、うち41件がソ連やロシアによるものだった。(成沢解語)