31年前のトップコンビ剣幸・こだま愛がエール 「川霧の橋」再演に

有料会員記事宝塚歌劇団

構成・河合真美江、杢田光、田部愛
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 宝塚歌劇団を代表する名トップコンビだった剣幸さんとこだま愛さんのトークイベント(朝日新聞社主催)が9月11日、オンラインで開かれました。二人の主演した名作「川霧の橋」(原作・山本周五郎、脚本・演出 柴田侑宏)が、10月に31年ぶりに再演されることを記念したもの。あの名ゼリフに込めた思い、再演に挑む月組の後輩たちへ伝えたいこと――。当時を振り返りながら、たっぷりと語っていただきました。(構成・河合真美江、杢田光、田部愛)

 《お二人のさよなら公演でもあり、集大成にふさわしい作品だった「川霧の橋」。まず、台本を最初に読んだときの印象や役についてお聞きしました》

 剣 山本周五郎の原作と聞いて、最後になんて難易度の高い作品がくるのかと思いました。シンプルなごまかしのきかないもの。光源氏みたいな服装じゃないし、脇差しを差しているわけでもない。着流しを着て、江戸の長屋の街の暮らしです。所作も難しい。うわー、まいったなというのが正直な気持ちでした。柴田先生の台本をいただいて、こんなにこまやかに人の気持ちを書いて下さっているんだから、すてきな作品になるんだろうなと思いました。

 こだま 集合日に台本が配られて初めて読むのですが、ワクワクしながら読んでいきました。最後に大変な役をいただいたと思いました。

 剣 幸次郎(こうじろう)は不器用で、照れ屋さん。でも仕事はきっちり。のみも自分で研ぐぐらい仕事熱心です。一本筋が通っているのは、お光(みつ)が好きだということ。長屋の人との交流がこまやかに描かれていますし、台本にのっかればいいと思いました。

 こだま 幼なじみの幸(こう)さんに対して、お母さんの残した言葉が重くて。清(せい)さんから「待っててくれ」と言われて、苦労してもやっていかなくてはいけない。幸さんが好きだったと気づくところや独白があって、難しかったな。

 《当時の月組には、半次役の涼風(すずかぜ)真世(まよ)さん、清吉役の天海(あまみ)祐希(ゆうき)さんをはじめスターがずらり。ほかのキャストの方々について、また好きな場面もお聞きしました》

記事の後半では、視聴者の方々から頂いた熱いメッセージをご紹介しています。

 剣 月組全員があの時代に生…

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