「うちの学校の子かも」と気づいた娘 幼い迷子の兄妹を母子で保護

松島研人
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 迷子になっていた7歳と4歳の兄妹を保護したとして、愛知県警南署は13日、名古屋市南区のピアノ講師松岡美佳さん(42)に感謝状を贈った。

 松岡さんが迷子の兄妹を見つけたのは、8月22日午後1時ごろ。夏休み終盤の暑い日だった。

 松岡さんの小学6年の娘が、家の外に見知らぬ子どもがいるのを発見した。松岡さんが様子を見に行くと、自転車に乗った男児のそばで女児がうずくまっていた。近くには女児のものとみられる自転車が倒れていた。

 「いったい何があったの?」

 松岡さんが慌てて問いかけても、ふたりの返事は要領を得なかった。保護者や知り合いが近くにいないか探したが見つからず、迷子と判断して署に通報したという。

 署員が到着するまでの間、「名前は」「どこに行く予定だったの」などと声をかけ続けた。男児の顔を見た娘が「もしかしたらうちの小学校の子かも」と気づいた。兄妹の名前や男児の小学校がわかったことで身元の確認もスムーズに進み、その日の夕方に保護者のもとへ返されたという。

 署によると、兄妹は南区に引っ越してきたばかりで、祖父の家を訪れた帰りに道に迷ったという。斎藤和樹署長は「真夏の暑い日で、命に関わる事態になりかねなかった。的確な対応で、早く保護者のもとに返すことができた」と話した。松岡さんは「無事に帰れて安心しました」と笑顔で話した。(松島研人)