「ドイツの医師」からウェディングドレス 直後に来た男の真の目的

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土居恭子
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 1月中旬、関東地方に住む40代女性のSNSに直接メッセージが届いた。「あなたと友達になりたい」。見知らぬ人だった。

 女性は外国籍。英語でやりとりすると、相手は「ドイツに住む医師」と名乗った。医療用の服を着た写真も送られてきた。3カ月ほどやりとりが続き、好意を示されることもあった。

 「プレゼントを送りたい」。連絡を取り合う中で、そう告げられた。会ったこともない人からの申し出に困惑したが、最終的には了承した。

 4月14日、女性宅に荷物が届いた。段ボールにはボア付きの黒いダウンと、白と黒のスニーカー計2足が入っていた。それとは別に、白いウェディングドレスもあった。

写真・図版
届いた段ボールとウェディングドレス(左)=2021年7月28日、横浜市中区、小寺陽一郎撮影

 「日本に住む友人が結婚するので同封した。服と靴を取り出したら、知人に段ボールごと渡して欲しい」。「医師」からはそう頼まれていた。荷物が届いた4時間後、20代のナイジェリア人の男が訪ねてきた。女性はプレゼントだけ受け取り、ドレスが入った段ボールを男に渡した。

 女性の自宅近くには、神奈川県警の捜査員が待機していた。女性と男はその場で麻薬特例法違反(規制薬物としての所持)容疑で現行犯逮捕された。

 何があったのか。

 横浜税関や県警によると、1…

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