名古屋で早くもおせち商戦 取り分け不要やスイーツおせちなど

根本晃
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 正月向けのおせち商戦が、名古屋の百貨店で今月下旬から始まる。コロナ下の「巣ごもり」で好調だった昨年を上回ろうと、各社は品ぞろえを広げてアピールする。感染症対策を兼ねた取り分け不要のおせちや、高級洋菓子店と組んだおせちもお目見えする。

 JR名古屋高島屋は予約を22日から店頭とオンラインで受け付ける。昨年の売り上げは前年より1割ほど増えて過去最高だった。今年はもっと売れるとみて、店頭での品ぞろえを20種ほど増やし、過去最多の約450種をそろえた。

 新型コロナ感染症対策や帰省控えに対応した商品も売り出す。取り分けが不要な「ひとり一客おせち」は、前年より9種多い39種を用意した。少人数で食べ切りやすい「一段おせち」や、離れた家族にギフトとして配送できる「広域配送おせち」も売る。

 名古屋三越は栄店で30日、星が丘店で10月6日(オンラインはともに10月1日)から受け付ける。商品の種類を前年の約1・8倍に増やした。売り上げ5%増をめざす。最高額の「大阪 高麗橋 吉兆」はフォアグラやあわびなど高級食材をふんだんに使い、6人前で税込み24万8400円。デザートを添えたい人のために、高級洋菓子店ピエール・エルメ・パリの「スイーツおせち」(同3万9600円)も初めて用意した。

 松坂屋名古屋店も今月22日からオンラインで受け付ける。店頭は10月1日から。昨年は過去最高の4・5億円超の売り上げを記録した。「名古屋市内の百貨店でトップ」(広報)という。今年は名古屋の有名飲食店の料理をそろえた「令和の名古屋七福神おせち」など、地産地消に力を入れる。

 名鉄百貨店本店は店頭、オンラインともに今月22日に受け付けを開始。マスコットキャラクターの「ナナちゃん人形」をふたにあしらった「ナナちゃんおせち七段重」や、名鉄の特急車両「ミュースカイ」をふたに描いた「名鉄電車おせち」などをアピールする。(根本晃)