立憲の地盤で自民系が勝利 総選挙の「前々哨戦」、北海道士別市長選

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井上潜、本田大次郎
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 北海道士別市長選が12日投開票され、無所属新顔で前市議の渡辺英次氏(48)=新党大地推薦=が、同じく無所属新顔で前市議長の松ケ平哲幸氏(61)を破り初当選した。自民党が渡辺氏、立憲民主党が松ケ平氏を支援した事実上の与野党対決を自民が制した。次期衆院選が迫るなか、士別とともに衆院道6区に含まれる旭川市の市長選(26日投開票)も与野党対決となる見通しで、衆院選の「前哨戦」が熱を帯びる。

 士別市長選は12日午後10時半過ぎに開票結果が確定し、渡辺氏の当選が決まった。渡辺氏は選挙事務所で拍手に包まれながらあいさつに立ち、「今回の勝利は、『士別を変えなければいけない』というみなさんの、強い思いの現れ」と力を込めた。

 士別市長選では、3期12年続いた立憲系の牧野勇司市長の市政の継承か変革かが争点だった。渡辺氏は「この12年間で士別は衰退した」とし、国や道との連携によるまちづくりを訴えた。市の財政健全化計画についても、「見直しも視野に検証したい」とした。

 一方の松ケ平氏は牧野市政の継承をうたい、「財政健全化は、計画をその都度検証しながらやり抜く」と主張したが及ばなかった。 士別市は衆院道6区の立憲・佐々木隆博衆院議員の地元で、同氏が支援する松ケ平氏が優勢との見方が強かった。そうした中、市政変革を訴える渡辺氏に敗北を喫し、松ケ平氏は「(前市政の)継承は悪いことではないが、さらに発展させるという訴えが弱かったのか」と唇をかんだ。

 士別市長選での当日有権者数は1万5653人。投票率は70・59%で、これまでで最低だった1974年の70・93%を下回った。

次は旭川市長選で与野党対決へ

 士別市と同じ衆院道6区にあ…

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