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大阪 近大病院 コロナの影響で移転後ろ倒し

井上正一郎
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 近畿大学は13日、大阪府大阪狭山市にある医学部と近畿大学病院を、堺市南区の泉北ニュータウン(NT)へ移転する時期について、約1年半延期し、2025年11月に変更すると発表した。計画では24年春ごろの移転予定だった。

 近大によると、昨年から続く新型コロナの感染拡大の影響で、重症患者の入院対応に迫られており、新病院の設計内容に、職員らの意見を反映する時間が確保できなかった。そのため、設計施工者の選定が遅れたのが延期の原因という。

 今回、新病院は大林組、医学部はフジタ・南海辰村特定建設工事共同企業体が、設計施工者に選ばれた。

 近大医学部は1974年に大阪狭山市に開設。翌年には付属病院が開院し、大阪府南部の基幹病院になっている。老朽化が進む中で、患者を抱えながら現地での建て替えは難しいことなどから、14年7月に移転を発表していた。

 移転予定地は泉北高速鉄道・泉ケ丘駅北東の約11万6千平方メートル。地下1階、地上10階の800床規模の病院となる予定で、がん治療や高度先端医療を強化するほか、地域の災害拠点病院としての役割も担う。(井上正一郎)