医療、家族、それぞれの「ずれ」 「丸山ワクチン」めぐる物語で問う

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藤谷浩二
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 小劇場から国内外の刺激的な演劇作品を発信してきた名取事務所が、創立25周年記念公演第2弾「灯(ひ)に佇(たたず)む」を上演する。宮城県のある医院を舞台に、がん治療薬として認可されていない「丸山ワクチン」の是非を軸に、現代医療が抱える様々な問題に迫る。丁寧な取材に基づく作劇に定評のある演劇集団円の内藤裕子が作・演出する。

 実家の医院が治験で丸山ワクチンを扱っていた名取敏行プロデューサーの体験が出発点。内藤は医療関係者やがん患者らに取材を重ね、医療や経営への考え方が異なる元院長の父(田代隆秀)と院長の子(加藤頼)の親子を通して、地域医療や家族のあり方を考える物語を紡いだ。「当事者の方々の心情や経験を生の声で伝えることを意識し、愚直に生命に寄りそう舞台にしたい」と内藤は語る。

 製薬会社の医薬情報担当者(…

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