「僕らも育てられている」ダイキンの研修講師、のべ2千人超を育成

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橋本拓樹
写真・図版
研修中はもちろん、終わった後に受講生が復習するための自作動画でも、自ら工具を握って作業を実演する=堺市北区、筋野健太撮影
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凄腕しごとにん

ダイキン工業 研修部リーダー 重松孝英さん(52)

 エアコンは売って終わりではなく、水や冷媒ガスを漏らさず設置や修理までしっかりできるかが大事。そんな作業を担うメーカーや協力会社の社員らに、工事の技術や知識を教える「研修部」のリーダーだ。

 配属されて24年目。ほとんどの期間、大阪府堺市の工場脇にある研修所で講師を務めてきた。全国に約50人いるダイキン工業の講師の中でも最古参の一人。今は研修の企画や教材の作成も担っている。

 これまで指導した人数は、技術者らだけで延べ2千人以上。営業担当や新入社員、エアコンを使う企業の管理担当者なども含めれば、延べ1万人を超える。

 研修の難しさの一つは、技術のレベルや年代が異なる受講生を一度に相手にすることだ。実技も行う研修の定員は10~20人ほど。危険を伴う作業もあり、一人一人に目を向けながら指導することが必要だ。

 長年の経験から、今では受講生の雰囲気をみて、技術水準をある程度察知できるようになった。「作業が速すぎる人は、作業忘れがないか。遅い人なら焦って危険が生じないか」。常にそんな気を配る。

「受講生に育てられている面もあるんです」

 研修では、作業する上で大事…

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