国の修学支援制度、10月に利用者を追加募集 高3生向け

桑原紀彦
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 所得の少ない世帯向けに大学・短大の授業料減免や奨学金給付を行う国の修学支援制度について、文部科学省は14日、現在の高校3年生を対象に、利用希望者の追加募集を10月7日から始めると明らかにした。

 これまでは進学する前年度の4月下旬~7月下旬に募集期間が設定されていた。ただ、その時点で就職希望だった生徒が進学希望に切り替えた場合、次の申請の機会は入学後になってしまうため、申請機会を増やすよう要望が寄せられていたという。高3生の利用希望者は、給付事務などを担う日本学生支援機構に学校を通じて申し込む。

 修学支援制度は、住民税非課税と、収入がそれに準じる世帯を対象に2020年度から始まった。非課税世帯なら、授業料の減免額は国公立大生で年約54万円、私立大生で年約70万円。また、国公立大生には最大で年約80万円、私立大生には同約91万円の返済不要の給付型奨学金を支給する。20年度は約27万人、今年度は8月末時点で約32万人が支援を受けている。(桑原紀彦)