党本部から河井夫妻への1.5億円 岸田氏「国民に書面で説明する」

自民党総裁選2021自民

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 自民党総裁選に立候補する岸田文雄政調会長は14日、報道各社のインタビューに応じた。2019年参院選で、元法相の河井克行夫妻側に党本部から提供された1億5千万円について、「買収に使われていないことを書面をもって、しっかりと国民に説明する」と述べた。「政治とカネ」問題による政治不信を払拭(ふっしょく)する姿勢を強調した。

 岸田氏は「同じ選挙区の候補者に対して不公平だと党内でも大きな議論になった」としつつ「法律に触れるものではない」と説明。買収の資金になったかどうかについて「書面をもって証明する。このことが大事だ」と語った。

 公明党が主導する、当選無効になった議員の歳費に関する歳費法改正案については「自公で基本的な考え方は合意できている。考え方をしっかりと国民に示して選挙をやることが大事だ」と話した。

憲法改正は 女系天皇

 一方、自民党が18年にまとめた改憲4項目については、「しっかりと改正に向けて努力を注いでいきたい」と述べた。緊急事態条項の創設をめぐり、新型コロナウイルスの感染拡大を念頭に、感染症対応も項目に加えることについて、「議論を行うことはあってもいい」と述べるにとどめた。

 安定的な皇位継承のあり方で、旧宮家の皇籍復帰を求める意見があることについて「選択肢の一つとしてどうあるべきかは、議論を進めるべきだ」と指摘。女系天皇については「皇室の問題であり、長い歴史、伝統のもとに積み上げられてきたものだ。(女系天皇に)変えることは考えるべきではない」と改めて否定した。