たばこ自販機で狭山茶販売 西武所沢駅・本川越駅で

日高敏景
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 西武鉄道所沢駅埼玉県所沢市)と本川越駅川越市)構内に今月から、たばこのパッケージを模した狭山茶の関連商品を扱う自動販売機が登場した。喫煙者の減少で廃棄が進むたばこの自動販売機を活用。西武ホールディングス(HD)の担当者は「持続可能な社会の実現に向けた取り組みの一つ。狭山茶の魅力発信にもつなげたい」と話す。

 狭山茶の粉末スティック8本入りの商品「Chabacco(チャバコ)」で税込み600円。クラフト・ティー(静岡県)が製造販売する。自販機やパッケージには所沢駅では茶畑、本川越駅では「時の鐘」がデザインされ、パッケージには西武鉄道の車両の画像も。今後、西武園ゆうえんち駅と西武秩父駅でも販売する予定だ。

 商品には天皇杯を受賞した新井園本店(所沢市)の茶葉が使われている。市観光協会長でもある同社の新井重雄社長(74)は「面白いアイデア。希少価値のあるお土産として、それぞれの地域の観光振興にもつながる」と期待する。

 国内のたばこ自販機はピーク時の2002年の63万台から19年は13万台に激減(日本自動販売システム機械工業会調べ)しており、西武HDもそこに着目した。傘下の伊豆箱根鉄道(静岡県)の3駅では昨年12月から、静岡茶の商品が販売されている。(日高敏景)