石彫家の和泉正敏さん死去 彫刻家イサム・ノグチの制作を支える

 彫刻家の故イサム・ノグチの石の彫刻制作を20年以上にわたって支えた石彫家で、イサム・ノグチ日本財団理事長でもある和泉正敏(いずみ・まさとし)さんが13日、肺がんのため死去した。82歳だった。葬儀は近親者で営む。

 石材店に生まれ、1953年に石の仕事を始めた。64年にノグチと出会う。腕を見込まれ、69年に香川県牟礼町(現高松市)にノグチが築いたアトリエなどで制作パートナーとして支えた。88年のノグチの死去から11年後にアトリエはイサム・ノグチ庭園美術館となり、その運営にも携わった。東京・新国立劇場前庭など建築家との共作のほか、自身の石彫も多く、東京ミッドタウン日比谷などの作品を手がけた。米・シカゴ美術館や台湾・故宮博物院にも作品がある。