23歳が介護タクシー「しえんた」起業 若い力で介助にも対応

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中村通子
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介護タクシーを起業した寺坂実成さん=2021年9月7日午前7時27分、岡山県津山市内、中村通子撮影
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 少子高齢化が進む岡山県北部の津山市で、地元出身の寺坂実成(みなり)さん(23)が、高齢者や障害者を乗せる介護タクシーを始めた。「ふるさとを元気にしたい」と一念発起し、今春に1人で起業。運転、接客、介助まで何役もこなしながら走り回っている。

 タクシーの名は「しえんた」。支援とタクシーを組み合わせ名付けた。四輪駆動の車両を改造し、車いすなら2台、ストレッチャーは1台、家族らの付き添いは2人まで乗れる。介護保険の適用外で運用している。

 病院への利用の場合、玄関で降ろしてその先は病院スタッフらが担うケースが多いが、寺坂さんはそのまま病室まで介助する。高校時代にとった介護福祉士の資格を生かし、運転から介護まで対応できるようにしている。

老老介護「これでいいのか」

 起業のきっかけは高校を出て津山市の製造会社に就職し、1年半が過ぎた頃。腰を痛めた祖母を送迎した病院で、介護タクシーが止まっていた。車いすの高齢者の乗降を手伝う運転手も、また高齢者。「老老介護」のように見え、「これでいいのか」と思った。

 調べると、市内の介護タクシ…

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