はやぶさ2カプセル、緊張の開封 5.4gの黒い砂に「言葉ない」

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石倉徹也
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 小惑星探査機「はやぶさ2」が地球に持ち帰った小惑星の砂の本格的な分析が、今年6月から行われている。砂の中から、どんな有機物が見つかるのだろうか。宇宙航空研究開発機構(JAXA)の津田雄一・プロジェクトマネージャに今後の展望などについて聞いた。

 小惑星「リュウグウ」から帰って来たはやぶさ2が、カプセルを地球に落としたのは昨年12月6日。大気圏に再突入したカプセルは、夜空に火球のような光跡を残しながら落下し、すぐ回収された。

 その9日後の15日、神奈川県相模原市のJAXA宇宙科学研究所で、カプセルの本格的な開封作業が始まった。クリーンルームで作業にあたるのは分析チームの数人。砂は入っているのか。津田さんはその瞬間を別の部屋でモニターを見ながら待っていた。

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津田雄一さんは、10月17~21日にオンラインで開催される朝日地球会議に登壇します。参加費は無料。事前登録が必要です。

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