日米の負担増、ほくそ笑む中国 北朝鮮と台湾有事のリスクがリンク

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聞き手・松井望美
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 北朝鮮が11日と12日に行った新型長距離巡航ミサイル発射には、どんな狙いがあるのか。日本の安全保障にどんな影響があるのか。専門家に聞いた。

道下徳成・政策研究大学院大学副学長

 飛行距離1500キロ、楕(だ)円や8の字の軌道の巡航ミサイルは、技術的にはそれほど難しくない。発射から10分で日本に届く可能性がある弾道ミサイルに比べれば、速度が遅く、対応しやすい面もあるので、脅威度は低いと言える。

 これまでは北朝鮮については弾道ミサイルのみに備え、他の防空装備は南西方面で中国への対応にあてられた。しかし、北朝鮮から巡航ミサイルも飛来するとなると、貴重な防衛資源を分散させることになる。これは台湾有事への備えが必要な今、大きい負担だ。

 北朝鮮の脅威が、台湾海峡有事のリスクとリンクしてくる。日本にとっても米国にとっても、負担が大きい。中国は、ほくそ笑んでいるだろう。

 北朝鮮は核ミサイル能力の向…

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