「肉の万世」秋葉原の本店ビル売却 レストランの営業は継続

山下裕志
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 外食チェーン「肉の万世(まんせい)」が東京・秋葉原の本店のビルを売却していたことが15日わかった。ビルはレストランなどが入り、大きな看板もあって、秋葉原の名物スポットとなっていた。今年3月に日鉄興和不動産(東京)へ引き渡した。売却の理由や金額は公表していない。レストランなどの営業は続ける。

 ビルは1991年に完成した。地上10階、地下2階建てで、現在は1~5階に万世が手がける洋食レストランや焼き肉店、ステーキハウスなどが入っている。

 万世はコロナ禍の影響を受けており、ネット上を中心に心配する声も出ていた。万世は取材に、「営業は従来通り行うので安心してほしい。安全でおいしい料理をこれからも提供する」としている。日鉄興和不動産はビルの購入目的について「中長期的に賃貸運用する」とした。

 万世は1949年創業で、首都圏などで外食店を展開している。かつサンドや排骨麺(パーコーメン)などでも知られる。(山下裕志)

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