中国外相が訪韓中にミサイル発射 北朝鮮、異例の軍事的挑発

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ソウル=鈴木拓也
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 北朝鮮が新型長距離巡航ミサイルの試射に続き、15日には国連の安保理決議に違反する弾道ミサイルを発射した。北朝鮮の後ろ盾である中国の王毅(ワンイー)国務委員兼外相が訪韓中という異例のタイミングでの発射の意図をいぶかる声も出ている。

韓国のSLBM試射への牽制か

 北朝鮮は今年3月に短距離弾道ミサイルを日本海に向けて発射して以来、目立った軍事的行動を控えてきた。国内は経済制裁自然災害新型コロナウイルス対策による国境封鎖という「三重苦」にある。経済の立て直しに集中しているとの見方もあったが、11、12両日の新型長距離巡航ミサイルに続き、弾道ミサイルの発射にも踏み切った。

 15日は王毅氏が訪韓していた。弾道ミサイルが発射されたのは、中韓両外相の会談が終わり、昼食会が開かれる直前というタイミングだった。北朝鮮の後ろ盾である中国の要人が訪韓中に、北朝鮮が軍事的挑発行動に出るのは極めて異例だ。

 韓国外交省関係者によると、王氏は昼食会で「一方の軍事的措置が悪循環につながらないように関係国は自制すべきだ」と述べたという。韓国政府関係者は「米国だけでなく、米国と対立する中国の出方も探ろうとしたのか」と真意を測りかねる。

 15日は韓国でも、韓国国防…

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