大阪 戦没者遺骨を含む土砂の埋め立て反対、大阪市議会が意見書可決

笹川翔平
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 大阪市議会は15日、沖縄県名護市辺野古で進められる米軍基地建設などに、沖縄戦で亡くなった犠牲者の遺骨を含む土砂を使用しないよう求める意見書を全会一致で可決した。同様の意見書は全国で相次いでいるが、政令指定市での可決は初めてとみられる。

 意見書案は、「自由民主党・市民クラブ」と「自由民主党・市民とつながる・くらしが第一」の2会派が共同で提出し、最大会派の大阪維新の会のほか、公明党共産党が賛成した。戦没者の遺骨が入った土砂を埋め立てに使用することは「人道上許されるものではない」と指摘したうえで、沖縄県南部の土砂をあらゆる埋め立てに使わないよう要望。政府が主体となって遺骨収集を行うことも求めている。

 同様の意見書は今年3月に那覇市議会で初めて可決され、沖縄県外を含む各地の地方議会に広がっている。参議院によると、15日までに沖縄県内9件、県外では奈良県議会や長野市議会、金沢市議会など7件を受理しており、政令指定市は含まれていないという。

 大阪府内では茨木市議会が全会一致で、吹田市議会が大阪維新の会を除く各会派の賛成多数で、同様の意見書を可決している。(笹川翔平)