立憲を揺るがすスター・ウォーズ 「私はルーク、小沢氏はヨーダ」

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中山直樹、大西英正 横山翼
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 遠い昔、はるかかなたの銀河系で――。ファンファーレの響きとともに始まる映画スター・ウォーズ」。立憲民主党で、次期衆院選の立候補予定者をめぐり、映画の登場人物に見立てられた内紛が岩手1区を舞台に進行中だ。岩手は小沢一郎氏(79)の「王国」でもある。小沢氏や知事、現職議員を巻き込んだ争いはどういう結末を迎えるのか。

現職に放たれた刺客「レイ」

 「最新3部作の中で、最初の3部作で主役だったルーク・スカイウォーカーや仲間たちは年を取り、後進の指導をする世代になっている」

 8月20日、達増拓也岩手県知事(57)の定例会見。岩手1区の情勢を聞かれた達増氏は突然、熱烈なファンを自認するスター・ウォーズを引き合いに出し、語り始めた。

 童話作家の宮沢賢治が「イーハトーブ」(理想郷)と呼んだ岩手県。岩手1区の立憲民主党では、知事が「スター・ウォーズ」と呼ぶ骨肉の争いが勃発している。小沢一郎氏(79)がかかわる争いはなぜ起きたのか?

 1区の現職は、立憲の階猛氏(54、当選5回)だ。しかし、同党岩手県連は8月15日、元フリーアナウンサーの佐野利恵氏(31)を公認候補者として党本部に上申することを発表した。達増氏は佐野氏に直接会い、立候補を勧めていた。

 「子ども世代のレイという女性の主人公がいたり、カイロ・レンというライバルみたいな男性キャラクターがいたりする。古い世代が実行できなかったことをしてくれることを、新しい世代には期待します」

 現職の議員に対抗し、知事が主導して候補者を擁立しようとする。内紛はなぜ起きたのか。

 もともと1区は、外務官僚だ…

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2021衆院選

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