「事前にハンマー購入、事件後に着替え」女性殺害容疑の大学生が供述

会員記事

大村久、榎本瑞希
[PR]

 佐賀県鳥栖市で起きた女性殺害事件で、殺人容疑で逮捕された長崎大学4年の山口鴻志(こうし)容疑者(25)が「事件後に服を着替えた」と供述していることが捜査関係者への取材でわかった。目撃者を気にした可能性がある。「福岡市内で中古のハンマーを購入した」と供述していることも新たにわかった。

 捜査関係者によると、山口容疑者は事件当日の10日、宿泊先の福岡市からタクシーで鳥栖市へ向かった。事件後、再び福岡市へ向かう途中、着ていた服を着替えたという。着替えた服は鳥栖市外の場所に置いたと供述。佐賀県警が供述通りの場所で発見し、押収した。

 また山口容疑者は事件当日、鳥栖市へ向かう前に福岡市内で中古のハンマーを購入したと供述。逮捕時、「ハンマーで(被害者を)複数回殴った」と供述し、実際にリュックの中にハンマーを所持していた。県警は購入、所持していたハンマーが凶器に使われた可能性があるとみて、鑑定を進めている。被害者の大塚千種さん(79)は頭部を複数骨折していたという。

 事件前日の9日午後9時40分ごろには、山口容疑者の住む長崎市マンションでぼや騒ぎがあったことも判明した。4階の山口容疑者の部屋は当時鍵がかかっており、ベッドなどが燃えた跡があったという。長崎県警は放火の疑いもあるとみて調べている。

 佐賀県警によると、山口容疑者は、ぼや騒ぎがあった9日のうちにJRなどで福岡市に移動して宿泊。翌10日、タクシーで鳥栖市に向かい、同日午後1時ごろ、大塚さんの頭部を鈍器で複数回殴り、殺害した疑いがある。

 山口容疑者はその後再び福岡市に戻り、その後大分市に移動したとみられるが、詳しい足取りはわかっていない。13日昼になり、大分中央署に自首した。

 逮捕時、山口容疑者の所持金は1万円に満たなかったという。(大村久、榎本瑞希)

■土日の解剖 可能か照会せず…

この記事は会員記事です。残り353文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。