天安門事件の追悼集会に参加で禁錮刑 香港で民主党元主席ら9人に

香港問題

深圳=奥寺淳
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 香港の裁判所は15日、昨年6月4日に天安門事件の犠牲者を追悼する無許可の集会に参加するなどした罪で、何俊仁(アルバート・ホー)民主党元主席ら9人に対し、それぞれ禁錮6~10カ月の実刑判決を言い渡した。2019年から続いた反政府デモや集会をめぐり、民主派に対する異例の重い判決が続いている。

 このほか実刑となったのは、楊森・民主党元主席、民主派政党・社民連の梁国雄副主席ら、香港で民主化運動を進めてきた人たち。一部の被告は無許可集会を扇動した罪にも問われた。

 この追悼集会は、民主化を求める学生を中国政府が武力弾圧した1989年の天安門事件の後、香港で毎年開かれてきた。しかし、昨年は新型コロナウイルス感染防止を理由に当局は開催を禁止。それでも民主派が公園に集まってろうそくを手に追悼し、警察が参加者を逮捕した。

 追悼集会を主催してきた「香港市民支援愛国民主運動連合会」(支連会)と幹部はすでに、香港国家安全維持法国安法)の国家政権転覆罪で起訴されるなど、解散の圧力が強まっている。(深圳=奥寺淳