山口組系はなぜ和歌山で集会を 強まる包囲網、幹部をマンションに…

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 指定暴力団山口組の2次団体で和歌山市に拠点を置く暴力団の組長が今月、逮捕された。自身の事務所で山口組の会合が開かれる際、他県から来る幹部を泊めるためマンションの部屋を貸すよう知人を脅し、部屋を利用したという。暴力団への包囲網が強まる中、集会場所に頭を悩ませる様子がにじむ。

 和歌山県警によると、逮捕されたのは山口組の2次団体組長の津田智加良容疑者(62)とその妻(51)=いずれも和歌山市。昨年7~9月、知り合いの男性を脅し、男性が管理する市内のマンションの2部屋を貸し出させたとして強要容疑で今年9月9日に逮捕された。県警は2人の認否を明らかにしていない。

 県警によると、昨年9月、山口組の2次団体の組長十数人が集まる「定例会」が、和歌山市にある津田容疑者の事務所で開かれた。年に数回、定期的に開かれるもので、開催場所は全国にある2次団体の事務所の持ち回りにしているという。

 県警は和歌山で開かれた背景の一つに、山口組が昨年1月から受けている「特定抗争指定」があるとみている。

 山口組と、そこから分裂した神戸山口組の対立抗争が激化し、兵庫や大阪など10府県の公安委員会は昨年以降、両団体を暴力団対策法に基づく特定抗争指定暴力団に指定した。これを受け、捜査機関は公安委が指定する「警戒区域」では、組員がおおむね5人以上集まるなどの行為を確認すれば、すぐに逮捕できるようになった。

 和歌山県は、この区域外だ。県警幹部は「今や神戸や大阪で会合を開くだけで逮捕される恐れがある。それで和歌山を選んだ可能性がある」と推測する。

 県警によると、津田容疑者に…

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