菅首相、就任1年「最後の1日まで国民のために全力で働きたい」

笹山大志
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 菅義偉首相は16日、この日で首相就任から1年を迎えたことについて、「新型コロナに明け暮れた1年だった」と振り返った。首相は自民党総裁選(17日告示、29日投開票)への不出馬を表明。総裁交代に合わせ、首相を退く予定で、「最後の1日まで国民のために働く内閣として全力で働いていきたい」と語った。

 首相官邸で記者団の取材に応じた。首相はコロナについて「全国的に感染者数は減少傾向にあるが、油断することなく、医療体制を確保し、ワクチン接種を全力で推進していきたい」と説明。「国民の不安を一日も早くなくし、かつての生活を取り戻すことができるように頑張っていきたい」と述べた。

 また、「長期の課題についても挑戦した」として、「グリーン、デジタル、不妊治療、高齢者の医療費改革」を列挙し、「未来を担う若者の世代に対しての道筋をつけることができた」とした。東京電力福島第一原発から出る処理水の海洋放出の決定なども挙げ、「先送りすることができない課題について対応することができた」とも語った。

 一方、記者団から「改めて退任会見で1年の総括をする予定はあるか」と問われたのに対し、首相は「改めてそこは考えていなかったが、そうした機会はあるだろうと思う」と述べるにとどめた。(笹山大志)