北朝鮮のミサイルのEEZ内着弾、加藤長官「安全への深刻な脅威」

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 北朝鮮ミサイル発射し、日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下したとみられる問題で、加藤勝信官房長官は16日午前の記者会見で、「我が国の安全に対する深刻な脅威で、事前の通報もなく同水域に着弾させたことは、航空機や船舶の安全確保の観点からも極めて問題のある危険な行為で、深刻な懸念を表する」と述べた。

 韓国軍の合同参謀本部の発表では、北朝鮮は15日、中部の平安南道陽徳付近から2発の短距離弾道ミサイル発射した。日本の防衛省によると、変則軌道で約750キロ飛び、日本海に落ちたとみられる。北朝鮮朝鮮中央通信は16日、新設された「鉄道機動ミサイル連隊」が、15日に中部の山岳地帯から800キロ先の標的を攻撃する射撃訓練に参加したと報じた。

 菅義偉首相は15日午後の記者団の取材で、ミサイルについて、日本のEEZ外に落下したと推定されると明らかにしたが、同日夜に日本政府はEEZ内だったと発表した。

 これについて、記者団からの「ミサイル探知能力に問題はなかったのか」との問いに、加藤氏は「発射を探知した直後の情報に基づき、EEZ外に落下と推定されたため、その旨発表した」とし、「航空機、船舶等の安全確保などの観点から、発射の情報はその時点で得られた情報に基づいて迅速、的確な情報提供を行うよう努めている」と説明。「安全確保の観点からどうしていくのかについては不断に検討しながら、的確な情報の提供に取り組んでいく必要がある」とも語った。