ダイドードリンコ、自販機ビジネスてこ入れ 国内初「顔認証」決済も

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宮川純一
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 大手飲料メーカーのダイドードリンコ大阪市)が自動販売機ビジネスのてこ入れに動いている。国内の自販機設置台数は右肩下がりで、コロナ禍の外出自粛も逆風となったが、中島孝徳社長は「変化はチャンス」と強気だ。新型機の投入による自販機網の拡大や、効率的に商品を補充できるデジタル化などの取り組みを進める。

 ダイドードリンコの本社にある自販機。商品選択のボタンを押し、端末に顔を向けてから暗証番号を打ち込むと、缶コーヒーが出てくる。ダイドーが今年4月から本格展開する、国内初の「顔認証」で支払える機能がついた自販機「KAO―NE(カオーネ)」だ。NECが持つ顔認証の技術を使って開発した。

 スマホで顔写真とクレジットカード、暗証番号を事前に登録しておけば、手ぶらで買える。顔認証はマスクをしたままでもできる。ダイドーはオフィスや工場など向けに当面、全国で2千台の設置をめざす。中島社長は「カオーネは長い目で見れば、病院などいろんな所に広がっていく可能性がある」と期待する。

 ダイドーの国内飲料事業の売り上げの約8割が自販機を通じた販売で、その割合は業界平均の2倍以上。中島社長は「ダイドーにとって、自動販売機の台数は『お店の数』。積極的に増やしていきたい」と話す。業界の中でも自販機網の拡大には積極的だ。

 市場調査会社「飲料総研」の…

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