東京五輪のテレビ放送、民放の収支は赤字に 放送権料や長時間放送で
日本民間放送連盟(民放連)の大久保好男会長(日本テレビ会長)は16日の定例記者会見で、東京オリンピック(五輪)のテレビ放送に関わる民放全体の収支が赤字になったと明らかにした。理由については、放送権料や自国開催での長時間放送で制作費が膨らんだことを挙げた。具体的な金額は明らかにしていない。
民放各局はほぼ連日、日替わりの担当局が朝から競技終了まで放送するなど、計450時間超(予定段階)と過去最長の総放送時間で五輪を放送した。
大久保会長は「大きな支出をともなうが、国民的行事であるオリンピックの放送については民放としての責任、役割を果たしていきたいということで従来通り取り組んでいる」と述べた。
民放連によると、2012年のロンドン大会、16年のリオデジャネイロ大会でも赤字だったという。
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