柔道五輪連覇の大野選手「繰り返しが、とんでもないところにいく道」

浅田朋範
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 東京五輪柔道男子73キロ級で金メダルを獲得した大野将平選手(29)=旭化成=は16日、奈良県庁を訪れ、県知事表彰を受けた。「同じことを毎日繰り返すことが、とんでもないところにいく一つの道だと思っています」と五輪2連覇を振り返った。

 大野選手は天理大学出身。同五輪の柔道男女混合団体では銀メダルに輝いた。

 荒井正吾知事から表彰状を受け取った大野選手は「天理に住んで10年以上経ちます。このように温かく迎えていただいて感謝しています」とはにかんだ。荒井知事は「大野選手の活躍で奈良県民が盛り上がりました。感謝しています」。

 東京五輪の決勝で大野選手は、シャフダトゥアシビリ選手(ジョージア)と対戦。延長戦の末、右の支え釣り込み足で優勢勝ちをおさめた。五輪2連覇という結果について「柔道は金メダリストが非常に多い競技。その中で違いを見いだすには連覇という結果しかなかった。まずは結果を残せて安心しています」。

 五輪での戦いから1カ月半。「柔道のことはあまり考えたくないというのが正直なところです」。現在は柔道の稽古をしていない。「やりたくなったらやろうと思っています」と語る。

 パリ五輪に向けた思いを問われ、「こだわりはない。オリンピックが全てではないと思ってますので、やるべきことをゆっくり考えて実行に移していきたいです」。(浅田朋範)