第2回求められる「即時性」と「直接性」 勝てる総裁、自民は選べるのか

有料会員記事自民党総裁選2021自民

聞き手・岸善樹
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 自民党総裁選では、新総裁・新首相のもと、政治に求められる能力が変容するかどうかも問われる――。慶応義塾大学教授の谷口尚子さんは、そう指摘します。どういうことなのでしょうか。

 ――自民党総裁選で注目している点は何ですか。

 「河野太郎行政改革相と岸田文雄・前政調会長高市早苗・前総務相野田聖子・幹事長代行という顔ぶれを見ると、自民党として世代交代や政治スタイルの刷新といった『シグナル』を有権者に送るかどうかだと思います」

 ――河野さんの立候補で、そう感じたのですか。

 「確かに河野さんは若年層の支持があついし、SNSも活用しています。あつれきを恐れないようなイメージもあります。一方、岸田さんは派閥の領袖(りょうしゅう)で外相を長く務め、バランスを重視する印象があります。自民党はこれまでの政治スタイルを続けるんだな、というシグナルに見られやすいかもしれません」

 「でも、そういう候補者の個性だけでなく、いま政治に求められる能力の変容の方が大切です」

 ――どういうことでしょうか。

 「現代の政治では、ある事象…

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