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広がる「抗体カクテル療法」 重症化防ぐ有力な「切り札」となるか

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神宮司実玲、熊井洋美
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 新型コロナウイルス感染後の重症化を防ぐと期待される「抗体カクテル療法」。医療機関で日帰り治療が可能となり、臨時の医療施設を設けるなど自治体の後押しも目立つ。菅義偉首相が15日、往診での使用を近く認める方針を示すなど、利用の場はさらに広がりそうだが、有力な「切り札」となるのかどうか。治療の現場を追った。

 抗体カクテル療法で使われるのは二つの中和抗体を組み合わせた点滴薬「ロナプリーブ」。7月に特例承認された。対象は、発症から7日以内の軽症から酸素投与が必要ない中等症Ⅰの患者で、一定の年齢以上▽肥満▽糖尿病▽透析患者▽高血圧を含む心血管疾患――などの重症化リスク要件を一つでも抱える人だ。当初は入院患者に限られていたが、学会や自治体などから要望が相次ぎ、今は外来治療でも使える。

 外来治療を始めた昭和大学病院東京都品川区)では今月3日、軽症で自宅療養していた50代女性ら2人が日帰りで点滴を受けた。

 患者は保健所からの紹介で、民間救急車で来院。感染対策やプライバシーへの配慮から、一般の外来とは別の動線で移動し、個室の病室へ。問診を受けた後に1時間点滴し、2時間の経過観察後、民間救急車で帰宅した。病院での滞在時間は4時間弱だった。

 患者は、発疹や吐き気など…

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