ベーブ・ルース愛用バットや来日時の素顔も 野球殿堂博物館で特別展

編集委員・安藤嘉浩
[PR]

 大リーグ、エンゼルス・大谷翔平の「二刀流」で、ベーブ・ルースが再び脚光を浴びている。「野球の神様」として、いまも米国で絶大な人気を誇るルース。その愛用バットと似顔絵が10日から、野球殿堂博物館(東京ドーム21ゲート横)に展示されている。

 ルースゆかりの品が見られるのは、来年が野球伝来150年になるのを記念した特別展。現在は「第1期1872―1945 ベースボールがやってきた」と題した展示をしており、ルースの似顔絵が出迎えてくれる。

 1934年秋に開催された日米野球のポスターだ。「野球王」との紹介とともに、ルースの顔がドーンッとポスターの全面に描かれている。日本各地で18試合が開催され、ルースは現役引退の前年だったが、13本の本塁打を放って日本のファンを歓喜させている。

 日米野球は興行的にも大成功を収め、日本チームの選手を中心に同年12月、日本初の職業野球チーム(現在の巨人)が誕生した。

 特別展では来日した大リーガーたちの様子を撮影した映像も上映され、ルースの素顔に触れることもできる。愛用のバットは米国のルイスビルスラッガー製。714本塁打を放った「野球の神様」が使った逸品を、現在の選手のバットと比較してみるのもおもしろそうだ。

 ルースはレッドソックス在籍時は左腕エースとして活躍。外野手としても起用された18年に、2桁勝利(13勝)と2桁本塁打(11本)を達成した。翌19年以降は打者に専念するようになり、20年にヤンキースに移籍後はシーズン60本塁打(27年)をマークするなど圧倒的な長打力を発揮した。

 特別展では05年に渡米遠征をした早大のユニホームや、NHK大河ドラマいだてん」にも登場した天狗(てんぐ)倶楽部のユニホームなども展示されている。「第1期」の展示は12月9日まで。入館料は600円(小中学生200円、高・大学生と65歳以上400円)。(編集委員・安藤嘉浩