もう菅首相はさようなら? 2連ポスター、河野氏に切り替える陣営も

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小木雄太、竹中美貴
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 自民党総裁選が17日告示される。千葉県内では、内閣支持率が低迷していた菅義偉首相と一緒に写る「2連ポスター」を切り替える陣営も。総裁選への注目を自身の次期衆院選での風に変えたい思惑があるようだ。

 「桜田義孝は総裁選で河野太郎行政改革相を全面的に応援したい」

 10日朝、JR北柏駅前に立った自民党の桜田義孝・元五輪相(8区、7期)が声を張り上げた。

 駅前で掲げた「のぼり旗」は、これまで通り、当選同期で親交の深い菅首相と自身の顔。一方、道に立てかけた新作の2連ポスターは菅首相から切り替わり、河野氏と桜田氏の笑顔が並んでいた。

 桜田氏が所属する二階派は、総裁選で特定の候補を応援することは決めていない。桜田氏は党内で行政改革推進本部長を務めており、行革相を務める河野氏とのつながりから、応援を決めたという。

 桜田氏は、菅首相の総裁選不出馬の表明を受け、河野氏の出馬表明を待たずに河野氏との2連ポスター作りに着手。地元のポスターの貼り替えも進めている。河野氏とののぼり旗もすでにつくったという。

 地元の8区では、れいわ新選組公認で立候補予定だった太田和美・前衆院議員が柏市長選に転身。いずれも新顔の立憲の本庄知史氏と共産の高橋敏氏の間で、立憲、共産両党がめざす一本化が実現すれば、1996年の初当選以来、桜田氏にとっては初めての与野党一騎打ちの構図に持ち込まれる可能性がある。

 菅首相が不出馬を表明するまで、桜田氏が駅頭に立ってもチラシはほとんど受け取ってもらえなかったといい、「非常に厳しかった」。ただ、最近はすれ違う十数人に1人はチラシを受け取るほか、激励の声をくれる人もいるといい、「反応は少し変わってきた」と光明を見いだす。

 石破派所属の門山宏哲衆院議員(1区、3期)の2連ポスターやのぼり旗は、菅首相と石破茂元幹事長の両方を使っていた。ポスターの貼り替えなどはしないが、駅に立つときは、主に石破氏とののぼり旗を使うようにしているという。

 一方、「最も尊敬する政治家は菅氏」と語り、4区が地元の自民党無派閥の木村哲也衆院議員(比例、1期)は、当面の間は菅氏との2連ポスターやのぼり旗を使い続けるつもりだ。

 ただ、支援者からは「変えた方がいい」との声もあるという。総裁選後は「(新総裁とのポスターを)作ることも考えなきゃいけない」と述べた。(小木雄太、竹中美貴)

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