オリックス杉本がリーグ単独トップ27号、主砲不在のチーム救う

佐藤祐生
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(16日、プロ野球 オリックスバファローズ3―1東北楽天ゴールデンイーグルス)

 2位オリックスは敗れれば、首位ロッテの結果次第で自力優勝の可能性が消滅する。そんな崖っぷちの状況を、杉本裕太郎が救った。

 1―1の八回。1死二塁の好機で打席に立った。フルカウントからの7球目。防御率1点台の楽天・安楽の直球を、フルスイングで中越えにはじき返した。リーグ単独トップに立つ、勝ち越しの27号本塁打。「最近全然点が取れなくて、投手に申し訳ない気持ちでいっぱいだった。終盤になってしまったけど、最高の形で点を取ることができてよかった」

 吉田正が5日に左ふともも裏のけがで離脱し、前日までの9試合で平均2・2得点。チームは深刻な得点力不足に陥り、この4連敗中にいたっては計2得点しか挙げられなかった。

 ただ、選手たちも現状を打開しようと、意見をぶつけ合っていた。「こういう時こそ思い切って振っていこう」「楽しく、自分たちのできることをやろう」。迎えたこの夜、オリックスは二、三、四、六回と得点圏に走者を進めた。内野安打や敵失での出塁もしぶとくチャンスにつなげた。その姿勢が八回に実を結んだ。

 「なかなか点が取れないけど、本当によく打ってくれた。長打で点が取れるのは大きい」と中嶋監督。期待に応えきった30歳は「やっぱり点を取らないと勝てない。次こそ、早い段階からみんなで点を取れるように頑張りたい」。

 残り29試合での逆転優勝を誓っていた。(佐藤祐生)

 中嶋監督(オ) 「杉本はよく打ってくれた。本当はつながっての適時打がほしいが、長打で点が取れるのは大きい」

 田嶋(オ) 8回1失点で自己最高に並ぶ6勝目。「最高です。優勝できるようにチームみんなで頑張っていきたい」