上品な香りとしびれる辛さ 完熟「赤山椒」の収穫最終盤 飛驒

山下周平
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 岐阜県飛驒地方の特産品「山椒(さんしょ)」の収穫が高山市で最終盤を迎えている。真っ赤に完熟した実は上品な香りとしびれる辛さが特徴で、料理人にも人気が高い。畑には鮮烈なかんきつ系の香りが漂うが、今年は天候不順に悩まされ、収穫量は少なめという。

 高山市奥飛驒温泉郷の標高800メートル前後に広がる畑で農家の人たちが赤々とした山椒の実を摘み取っていた。「高原(たかはら)山椒」と呼ばれる種類で、夏場の濃い緑色の実は清涼感のある香りが特徴でウナギのかば焼きなどを引き立てる。

 完熟した赤い実は本来、種を取るのが目的だが、強い香りと辛みに目をつけた生産企業「飛驒山椒」が赤山椒(ミル付き8グラム1452円)として商品化した。

 岐阜県は山椒の収穫量で全国4位(2018年)の20・4トン。近年は天候不順や台風などの影響で全国的に不作傾向という。(山下周平)