第3回人は「見た目」に左右される 総裁選のあの人は「選挙の顔」になるか

有料会員記事自民党総裁選2021自民

聞き手・小村田義之
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 17日に告示された自民党総裁選は、首相という「日本の顔」の選択に直結するとともに、間近に迫る衆院選での自民党の「選挙の顔」を決める戦いでもあります。「人は見た目が9割」などの著作がある演出家・竹内一郎さんに「顔」を中心に聞きました。

 ――今回の自民党総裁選衆院選が近く、いつにも増して「選挙の顔」を意識したものになります。

 「目新しい政策はないわけです。実現不可能なことを言う人もいるし、菅義偉首相と大同小異の人もいる。政策に期待できず、額面通りに受け取れないとなると、国民に支持される『選挙の顔』が最も重要だという議論になります」

写真・図版
自民党総裁選の候補者共同記者会見で拳を合わせる、(左から)河野太郎行政改革相、岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行=2021年9月17日午後2時59分、東京・永田町、藤原伸雄撮影

 「戦後政治を振り返れば、田中角栄さんは庶民の味方ということで自民党に勢いをつけました。土井たか子さんはマドンナ旋風で社会党の議席を伸ばし、小泉純一郎さんも郵政選挙自民党の勢いを上げました。このように、折々に、勢いを増す『神風』を吹かせる人たちがいるんです」

 「『選挙の顔』というのは『神風を吹かせてくれる人がいないかなあ』という議員心理から生まれた概念だと思います。票を増やす『打ち出の小づち』を求めているわけです」

 ――悪い意味での「他力本願」ですね。

 「本来は、政党政治ですから、良い政策を出した政党を有権者が選ぶのが選挙だと思います。しかし、野党が国会を開けと言っても開かない。論戦をしないから、政策論議にならない。ただ『顔』を代えて選挙を乗り切ろうとしている」

 「そうはいっても人はやはり…

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