地球に優しい家、ローン金利2%幅下げます 三井住友銀、10月から

細見るい
[PR]

 三井住友銀行は17日、環境に配慮した戸建て住宅向けの住宅ローン金利を10月から2・05%幅引き下げると発表した。環境対応を理由に住宅ローン金利を引き下げるのは大手行では珍しいという。これまで脱炭素の取り組みは投融資先の企業を通じて行うものが中心だったが、個人顧客の分野も強化する。

 対象は、太陽光発電と高効率の断熱材を組み合わせてエネルギー消費を実質ゼロにする「ゼロエネルギーハウス(ZEH)」と呼ばれる住宅。高効率な空調や給湯設備も使い、室温を一定に保ちやすくして省エネを図りながら、太陽光でつくった電気を使う住宅だ。10月1日以降に申し込まれた住宅ローンの金利が引き下げられる。

 同行は「金利の引き下げで、通常の住宅より高いなどの理由で手を出しにくいと思う人が購入を検討しやすくなれば」と話す。三井住友フィナンシャルグループは、2050年までに投融資先を含めて温室効果ガスの排出量を実質ゼロにすることを目指していて、住宅ローンでも取り組みを後押しする。

 経産省によると、新築注文戸建て住宅に占めるZEHの割合(2019年度)は20・6%。16年度の11・9%から徐々に上がっている。国も購入する個人向けに1戸あたり60万円を補助するなどの制度を設けている。(細見るい)