和歌山の医大生、沖縄のガマの中で見た「戦争」 骨・歯・手榴弾

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国方萌乃
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 和歌山の医大生が今夏、沖縄で戦没者の遺骨収集に参加した。子どもの足の骨、すり減った歯、手榴弾(しゅりゅうだん)とみられる破片――。そこには地上戦の跡が生々しく残っていた。

 76年前の太平洋戦争末期、米軍が沖縄本島などに上陸し、民間人を巻き込んだ地上戦は約3カ月に及んだ。県民9万4千人を含む20万人が犠牲になった。うち3千人以上の遺骨が今も見つかっていないとされる。住民らが戦火から逃れるため、身を潜めたのが「ガマ」と呼ばれる自然洞窟だった。

写真・図版
ガマの底にあった土砂を外に運び、明るい場所で遺骨や遺留品を選別した=日本法医病理学会提供

 沖縄県糸満市の中心部から車で10分ほどの山林部。子どものころ秘密基地と呼んで遊んだ裏山と似たような風景だった。和歌山県立医科大4年の松木順平さん(35)は8月10日、ここでガマに残る遺骨を収集した。

「秘密基地」の裏山とそっくり

 同大法医学講座の近藤稔和教…

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