イチローさんも想定外? 大谷翔平がめざす「二刀流」でのタイトル

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井上翔太
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 野球の大リーグで、エンゼルスの大谷翔平(27)の人気が高まっている。敵地での試合でさえも、ブーイングを向けられるのは対戦相手。本拠では、大谷の顔入りTシャツなど関連グッズを手にする人を多く見かけた。投打の「二刀流」を貫きながら、打者として本塁打のトップ争いに名を連ねる。全米各地でわき起こる「大谷フィーバー」を現地で感じた。

取材初日、早くも感じた「人気ぶり」

 大リーグの取材は2年ぶりだ。今年8月24日、東海岸のメリーランド州ボルティモアに入った。西海岸が本拠のエンゼルスにとっては、敵地での試合。取材初日に、いきなり現地での人気ぶりを味わった。

 「1番・指名打者」で先発の大谷は7点リードの三回2死二、三塁で、勝負を避けられた。敬遠が申告されると、球場は大ブーイングに包まれた。

 ブーイングは通常、敵地で注目される打者が「大打者の証し」として浴びる。ただ、この時は勝負がほぼ決した事情もあったのだろう。ブーイングは大谷にではなく、地元のオリオールズに向けて「勝負しろ」という意味が込められた。それほど現地のファンは、敵でも、大谷の姿を見たがった。

 オリオールズのハイド監督も、大谷の魅力に取りつかれた一人。「投手・大谷」との対決を前に開かれた会見で、「100マイル(約160キロ)を投げ、今年は40~50の本塁打が見込まれている。そんな選手は、見たことがない。テレビで見ていても楽しい」と最大の賛辞を送った。

 ボルティモアは、2年前も訪れた。だが当時、大谷に注目していたのは、ほとんどが日本メディア。大谷は、2018年に右ひじ靱帯(じんたい)再建術(通称トミー・ジョン手術)を受け、打者として復帰したばかりだった。

顔だらけのTシャツ、顔だらけの枕……

 27日、本拠のアナハイムに…

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