TPP加盟申請で勝負に出た中国 問われる日本の覚悟と選択肢二つ

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編集委員・吉岡桂子
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 環太平洋経済連携協定(TPP)は、地域における自由で開かれた経済秩序作りを主旋律とし、台頭する中国への対抗が伴奏する。なのに、その指揮者だった米国は抜け、中国が加盟を申請した。

 中国の狙いは明確だ。

 TPPを外圧として国内改革のテコに使いながら、米国抜きのアジア経済圏の枠組みを主導する思惑がある。習近平(シーチンピン)国家主席が加盟の検討を明らかにした昨秋以降、シンガポールなど加盟国と接触を重ねながら、申請の時機をうかがっていた。

 国有企業の補助金、知的財産権など多くのハードルは百も承知だ。米国不在の下、日本を筆頭に中国の本気度に懐疑的な空気がある現実も知っている。

 中国にとって、申請によって…

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