大学生所持のハンマー検出のDNA型、被害者と一致 殺害凶器と特定

大村久
[PR]

 佐賀県鳥栖市で起きた女性殺害事件で、殺人容疑で逮捕された長崎大学4年の山口鴻志(こうし)容疑者(25)が逮捕時に所持していたハンマーに残った付着物と、被害者の大塚千種さん(79)のDNA型が一致したことが、佐賀県警への取材でわかった。県警はハンマーを凶器と特定した。

 県警によると、山口容疑者は10日午後1時ごろ、鳥栖市酒井東町の民家敷地で、除草作業をしていた大塚さんの頭を鈍器で複数回殴って殺害した疑いがある。13日に大分中央署(大分市)に自首し、「ハンマーで複数回殴った」と供述。リュックの中に、柄の部分が長さ約40センチ、金属部分が幅12センチのハンマー1個が入っており、県警が押収して鑑定を進めていた。

 大塚さんの死因は司法解剖の結果、脳機能障害だった。頭部を複数骨折しており、前頭部と後頭部に複数の外傷があったという。

 捜査関係者によると、山口容疑者は事件前日の9日、福岡市に宿泊。「10日に福岡市内で中古のハンマーを購入した」と供述していたことがわかっている。県警は、その後タクシーで鳥栖市内に向かったとみている。

 県警は、山口容疑者がハンマーで殴った部位や回数など犯行状況についても調べを進める方針。(大村久)