四万十町で記録的豪雨 橋崩落、浄水場が浸水 台風14号

羽賀和紀、今林弘
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 台風14号の影響で県内でも17日、中西部を中心に記録的な豪雨に見舞われた。四万十町では歩行者用の橋が崩落したり、集落の浄水場が浸水したりするなどしたほか、民家3棟が床上、7棟が床下浸水の被害に遭ったという。

 高知地方気象台によると、四万十町の窪川では17日午前8時半までに、観測史上最多となる302ミリの6時間降水量を記録した。四万十町では県道斜面が複数箇所で崩落して通行が出来ず、2カ所の集落で一時孤立状態となった。

 志和浦地区では約30人が避難所に身を寄せた。竹村精史地区長(78)によると、午前7時ごろから雨が強くなり、集落を通る道路はひざ上まで水につかった。志和川にかかる旧志和川橋は午前に激流で崩落したという。

 集落で唯一の商店「中延(なかえん)商店」では、泥水が店内に流れ込み、鮮魚などが入った冷蔵庫の電源が切れた。経営者の中野仁さん(52)は「20年ほど前にも同じような被害があったが、またかという感じ。力が抜けた」と話した。

 四万十町によると、東又地区の浄水場施設が40~50センチ浸水。午前8時ごろから浄化した水をためるタンクに配水できなくなった。

 一方、隣接する中土佐町では午前8時半ごろ、高齢者施設近くの道路や田に河川からの水が流れ込み、出入りが難しくなった。連絡を受けた高幡消防組合中土佐分署がボートを出し、入所者ら12人を救出した。(羽賀和紀、今林弘)