東京マラソンが21年開催を断念 「中止」でなく「延期」とした意味

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堀川貴弘
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 10月17日に開かれる予定だった東京マラソンの年内開催が見送られた。

 今回の決定は、「大会開催1カ月前以降に緊急事態宣言が発せられている場合は、大会は中止」という大会要項にのっとった。早野忠昭レースディレクターは「ランナーの皆さんや大会にかかわる方々の安全を優先させた」と話した。

 2021年大会を「中止」ではなく、「延期」としたことで、これまで準備してきた制作物などが使える。今大会に出場予定だった市民ランナーも、来年3月の大会で走ることができる。出走できないランナーには、参加料などが全額返金される。中止ならば、要項では20%の返金だったことから、よりランナーに配慮した形になった。

 エリート選手だけでの開催に変更された20年大会に出場予定だった市民ランナーは、21年か22年大会への移行が認められていた。22年大会が中止になるため、同大会への出場を希望していたランナーには改めて意向を確認する、という。

 この秋はベルリンやシカゴをはじめ、春から延期になったロンドンやボストン・マラソンが実施される。一方、国内の大規模大会は中止や、オンライン大会への移行を余儀なくされている。今後に向けて、早野ディレクターは「あくまでエリート選手と市民ランナーが一緒に走る大会を目指す」と話している。(堀川貴弘)

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